五木田 和也
- ディープラーニング講座
- ケーススタディ実演講座
千葉工業大学で数値計算、機械学習、画像認識の研究を経て2012年にウサギィ(本社:東京都港区)に入社。
組合せ最適化、画像認識、自然言語処理分野を中心に機械学習を使ったソフトウエア開発を行う。
ディープラーニングを初めとした従来の特化型AI開発の傍ら、脳の再現を目指した汎用AIについての研究開発にも取り組む。
データサイエンティスト・AI系エンジニアを目指したきっかけ
高校生くらいの頃から様々なアルゴリズムに興味があり、自然と人工知能分野にも興味が向くようになりました。
ちょうど大学卒業直後にAIブームが到来し、そのまま機械学習エンジニアにいつの間にかなっていた…というような流れです。
初学者の方に教える際に工夫しているポイント
理論や実践ももちろん大事ですが、感覚的に、特に視覚的に概念や手法を理解することが大事だと思っています。
数式を見てその働きを想像できる人はそう多くありません。
メリット・デメリット、どのようなシチュエーションで使えるものなのか、視覚的に表現するとどうなるのか、といった点には気をつけています。
AIの重要性について
AI系の技術は専門家が使うものというよりはどんどん民主化されていく、あるいは誰もそうとは意識しなくても実は機械学習のアルゴリズムが動いているといったように透明になっていくものだと思います。
そう考えると機械学習エンジニアとして働くから必要なスキル、というよりは、これからの時代何をするにしてもついてまわるある種の教養のようになっていくはずで、今後もその重要性は増していくでしょう。
受講者へのコメント
SNSなどで情報収集をしていると、どうしても最新の論文や見栄えのする手法に注目してしまいがちです。
ただインターネットで話題の最新手法が必ずしも優れているとは限らず、それどころか1ヶ月後には誰も話題にすらしないかもしれません。
流行りに乗るだけでは事情通止まりです。
より本質的な部分を理解したり、小規模なものでもよいので実際にいろいろ手を動かしてみて自分のスキルを高めていくほうが将来的には必ず良い結果を生むと思っています。